透明よりも、にごり湯の方が効能が高い?
温泉♨️豆知識
温泉ソムリエで学んだことを皆さんに知っていただきたく、豆知識について書いていきたいと思います♪
温泉に行くと、何となく、濁っているお風呂を見ると、効果がありそう!と思いますよね!
にごっているお湯は、何かしらの効能があります。
にごり湯(乳白色、茶色、黒などなど)・・・酸化することで色がついている場合がほとんどだそうです。
この色は、効果の強さではなく、泉質の特徴です。
結論から言うと、
「透明だからといって効能が弱い」、「にごっているから、効能が強い」 訳ではありません!!
日本の名湯は、無色透明である温泉が多いんです♨️✨
なので、にごり湯でも、無色透明でも、効能は様々です♪
今日はにごり湯について紹介していきます。
♨️エメラルドグリーン
硫黄泉であることが多い。
適応症:慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病
♨️乳白色
硫黄泉であることが多い。さらに硫黄泉の中でも「硫化水素型」で、ガス性の硫黄が主成分なので、乳白色になりやすいそう。適応症に糖尿病や高血圧、動脈硬化があるので「メタボの湯」とも呼ばれています。
適応症:慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症
登別温泉、ニセコ湯本温泉郷、ニセコ五色温泉 等
♨️茶褐色(緑、黄色、赤)
鉄が錆びた色。鉄が含まれている。鉄分が少ないと「緑」、多くなるにつれ「黄色」、「茶褐色(赤)」と変化していきます。
適応症:月経障害 (塩化物泉も加わると)切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
♨️コバルトブルー
ケイ素が多いとコバルトブルーになります。美肌成分があるので「美人の湯」といえます。
♨️黒
有機物を起源した「モール」温泉が代表。
有機物が分解・溶解⇨炭酸水素塩泉 適応症:切り傷、火傷、慢性皮膚病
海の近くにある⇨塩化物泉となる 適応症:切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
以上、にごり湯でした。
ちなみに
♨️無色透明
単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、酸性泉、放射能泉
とこんなにもあります。
適応症はそれぞれに沢山あります!✨
そもそも○○泉とはなんぞや?
と思う方も多いと思います。また詳しく紹介していけたらと思います♪
ありがとうございました✨